予備試験受験生による行政書士試験攻略法

こんにちは、どらおです。
実は、去年(2021年)の11月に行政書士試験を受験しました。
結果は合格でした。
この記事で私が実施した行政書士試験の攻略法をまとめてみました。
司法試験受験生、予備試験受験生で行政書士試験の受験を検討している方のお役にたてれば幸いです。

目次

自分のスペック

去年(2021年)の11月の時点では法律系資格はなにも持っていませんでした。
ただ、予備試験受験生を長年していて予備試験の短答試験には過去4度合格したことがあります。

行政書士試験の私の勉強内容

行政書士試験の勉強を開始したのは10月頃。
もう、1ヵ月ちょっとしか時間がないわけです。
で、行政書士試験の勉強のモチベーションもありませんでした。
ただ、受験するんなら合格したい。
そこで、最小限の努力で合格する方法を調べてみました。

そうすると、行政書士試験の合格最低点は300点中の180点のところ、記述式以外のマーク式のみで180点以上とれるようにすることが合格のために一番確実との情報を発見しました。(マーク式の配点は240/300、記述式の配点は60/300)
つまり、記述式を捨てるということですね。

過去問のマーク式の問題をみたところ、民法と行政法の問題が多くを占めてて、条文の知識問題が割と問われていることを過去問で確認できました。
だから、民法と行政法の条文を素読しました。
それと、行政法に関しては基本行政法という本を読んで体系的な理解に努めました。


憲法・商法は時間的な余裕がなかったため、特別な対策はしませんでした。過去問だけ。

あと、一般知識は行政書士試験独自の試験内容のため、過去問まわして間違いのないようにしました。
一般知識は普段からニュースに触れてる方なら問題ないと思います。

一般知識の最後に「文章理解」というパートがあるんですが、そこは比較的イージーですので満点とれるようにしました。

まとめると、

  • マーク式の対策だけする。記述式は捨てる。
  • 過去問解いて傾向を把握。
  • 法律科目は民法・行政法だけ対策する。憲法・商法は時間なかったから過去問だけ。
  • 民法の勉強は条文読み。行政法の勉強は基本行政法の読書と条文読み。民法・行政法の問題演習は過去問のみ。
  • 一般知識は過去問まわして間違いのないように。

という感じですね。

やるべき対象を絞った省エネ勉強でした。
合格最低点をとるためだけの勉強ですね。

ちなみに、使用した過去問はこちら。

選んだ理由は分厚くなかったからです。

結果の内容は…

マーク式184点、記述式10点の194点で合格でした。
記述式の点数はポンコツですね(*´Д`)
ただ、当初のマーク式のみで合格点をクリアするという戦略で無事合格できたのでよしとします。

感想

予備試験の短答と比べると、大分やさしめに感じました。
体感でいうと、予備試験の短答の2.5~3分の1倍くらいの難易度でした。
予備試験の勉強に真面目に取り組んでいる受験生の方は、ちょろっと対策したら合格できると思います。

逆に、法律初学者の方は、大変なんじゃないかなと思います。
なんだかんだ民法は勉強範囲が広いし、理解の難しい部分も多いからです。

それと、法律系資格ではじめて資格をとったわけですが、なんだかんだでとれてよかったですね。
自分は法律の勉強を通じて法律という分野の適性が全くないんじゃないかと思うこともあったんですが、行政書士試験に合格したことで適性が全くないということもないのかもな、と思うようになりました。

現状行政書士資格を使う予定はなくペーパー資格となっていますが、人生なにが起こるか分かりません。
将来、あの時とっておいてよかったなと思うときがくるかもですね。

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