前回、ランニング中にタヌキに遭遇したという話をしたんですが、あれはもしかしたらアライグマだったかもしれないですね。
予備試験の論文試験が終わってから再現答案を仕上げました。
試験直後は「ワンチャン合格してるかも」と思ってたんですが、再現答案を仕上げた結果、「こりゃ不合格だな」と確信しました。
再現答案作成後の感想
商法と民訴でやらかしました。
端的にいうと、問題文の読み違えと読み落としです。
商法はまだ部分点が入る余地があるものの、民訴は部分点が全く入ってこません。
完璧に外しました。
民訴の設問2ですね。
最初、問題文を読んだとき、質問の趣旨がよくわからなかったんですよね。
なんだか、自分の都合のいいように問題文を解釈して処理していったんでしょうね。
問題文には「本件相殺の抗弁は適法か」とありました。
これは訴訟要件パターンですね。
問題文をしっかり読んでたら質問の趣旨に気づけました。
これが一番のやらかしですね。
結構へこみました。
その他の科目は、試験直後の感想と概ね同じです。
予想としては、
- 憲法→D~F
- 行政法→A~B
- 刑法→D~E
- 刑訴→B~C
- 租税法→C~D
- 実務基礎→B~C
- 民法→D~E
- 商法→E~F
- 民訴→F
て感じですね。
私の中では、商法と民訴はポイントゲッターでした。
それが今回の論文試験のA級戦犯になるとは思ってもなかったですね。
反省
さて、今回の問題文の読み違え・読み落としという失敗をなくすための反省をします。
そもそも、問題文の読み違え・読み落としというやらかし、普段はしてこなかったと思います。
同じ問題を例えば自宅で解いていたら問題なく処理できていたようにも思います。
だからリスクとして認識していませんでした。
今回の問題文の読み違え・読み落としをやらかした原因は2つあると思っています。
まずひとつめは、本番特有の緊迫状況ですね。
時間との勝負なんで、基本余裕がありません。
余裕がない結果として、問題文の読み違え・読み落としにつながるんでしょうね。
これについての解決策は、「問題文の読み違え・読み落としは途中答案よりまずい、部分点すら入らないことがある、しっかり問題文を読もう」、ということを忘れないことですね。
ただ、これも一つの原因と思うんですが、問題文の読み違え・読み落としをした科目は商法・民訴です。
他の科目は問題ありませんでした。
商法・民訴は2日目の最後の時間帯です。
おそらく、この商法・民訴を処理してるとき、結構な負荷が脳にかかってたと思うんですよね。
これがふたつめの原因です。
1日目の試験が終了したあと、2日目の対策(あらかじめ予定していた対策)がまだ完了していなかったんで、民事系の試験が始まるまで結構集中して勉強してました。
実務基礎の試験が終わったあとの休憩時間も集中して。
これがよくなかったと思います。
野球で例えるなら、ピッチャーが登板前の調整として100球以上投げ込みする、みたいな感じでしょうか。
予定していた対策は無事終わり、試験前に安心感を得る事ができました。
しかし、その代償として、脳に負荷がかかり処理の精度・注意力を欠く状態に陥ってしまったように思います。
これについての解決策は、試験期間中は休むことも点数をあげるために必要ということを忘れないことですね。
休憩時間中も半分くらいの時間は寝たりして脳を休ませることが大事なんだろうなと思います。
そうすれば本番で思考がクリアになって問題文の読み違え・読み落としリスクを防げるように思います。
まとめ
というわけで、今回私は不合格です。
結構へこみました。
結構今回の試験に懸けてましたからね。
けど、これも運命なんでしょう。
受け入れます。
もっとも、今回の論文試験を受けることで3つの利益がありました。
ひとつめは、短答試験後から論文試験までの7週間、実力が結構アップしたように思います。
リミットある中での勉強は普段の勉強と集中度が違うように思います。
ふたつめは、論文試験に参加できたことと、そのフィードバックを試験委員会から得る事ができることです。
特にフィードバックは、合格という山の頂上から現在の位置を測る上で唯一の情報なので貴重ですね。
みっつめは、問題文の読み違え・読み落としというリスクがあるんだな、と気づけたことです。
今回の失敗ですね。
この失敗を繰り返さないようにすれば合格可能性は高まるはずなので、この気づきは私にとって利益です。
正直今回の試験は、ワンチャン合格あるかもな、と思って挑戦しました。
来年また予備試験を受ける予定ですが、その時には、受かるべくして受かる、という状態までレベルアップしたいと思います。
というわけで、今回は以上です。
さいなら。
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